マスタリング

phaselimiter-gui v0.2.0をリリースしました — 音源のアップロード不要でPCでマスタリング

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音源をアップロードせず、自分のPCでマスタリングできる「phaselimiter-gui v0.2.0」をリリースしました。 音圧爆上げくん / AI Masteringで使っているマスタリングエンジンを、手元のPCで動かせるデスクトップアプリです。

Windows・Mac(Apple Silicon/Intel)・Linuxに対応。オンライン版では使えないオプションも利用でき、仕上がりをより細かく調整できます。

phaselimiter-gui v0.2.0をダウンロード

音源をアップロードせず、手元のPCでマスタリング

phaselimiter-guiの画面。左に処理履歴、中央に元音源と処理後のA/B試聴・波形・解析結果、右にマスタリング設定が並んでいます。

音声処理はすべてPC内で行います。未公開の楽曲など、外部へアップロードしたくない音源も、手元に置いたままマスタリングできます。

このアプリの特徴

  • アップロード不要。 音源をサーバーへ送らず、ローカルでマスタリングできます。
  • Windows・Mac・Linuxで使える。 MacはApple SiliconとIntelの両方に対応しています。
  • オンライン版より細かく設定できる。 オンライン版では使えないオプションも使って、仕上がりを追い込めます。

元の音との比較試聴や、設定を変えた複数の仕上がりの比較もできます。まずは初期設定で試し、必要に応じて調整してみてください。

基本的な使い方

  1. 設定を選ぶ。 右側のMastering settingsを確認します。最初は初期設定のままでも使えます。出力形式を変える場合は、処理を始める前にOutputで選びます。
  2. 音源を追加する。 **Master audio…**からファイルを選ぶか、画面へドラッグ&ドロップすると処理が始まります。複数ファイルを追加すると、順番に処理します。
  3. 聴き比べる。 完了した結果を履歴から選び、A / Bで比較します。必要に応じてMatch loudnessを有効にします。
  4. 別の仕上がりを試す。 設定を変えてCreate variationを押すと、新しい結果が履歴に追加されます。
  5. 書き出す。 採用する結果を選んでExportを押します。保存先はTools → Optionsで設定でき、書き出した場所はステータスバーに表示されます。同名ファイルがある場合は番号を付けて保存します。

詳しい機能

音圧やピーク、マスタリングの強さを調整

目標ラウドネスやピークの上限、自動マスタリングの強さ、低域を保持する設定などを変更できます。リファレンス音源を指定して、その音源の特徴を目標に処理することもできます。

まずは初期設定で試し、仕上がりを聴いてから設定を変えてみてください。出力形式はWAV・MP3・AACに対応しています。

A/B試聴と音量を揃えた比較

Aで元音源、Bでマスタリング後の音源を再生し、聴きながら切り替えられます。Match loudnessを有効にすると、大きいほうの音量を下げて、近い音量で比較できます。音量差の影響を抑えて音色やダイナミクスの変化を確かめたいときに使えます。

波形をクリックして再生位置を移動したり、ドラッグした範囲をループ再生したりすることもできます。サビや低音が気になる箇所など、同じ部分を繰り返し聴いて比較できます。なお、この範囲指定は試聴用で、マスタリングは入力音源全体に対して行います。

履歴を残して、仕上がりを見比べる

設定を変更してCreate variationを押すと、元の入力音源から新しい処理結果を作成します。前の結果を残したまま複数の仕上がりを試せるほか、Source Aで同じ入力音源から作った別の結果を選び、比較相手にすることもできます。

解析画面では波形やスペクトル、ラウドネス、トゥルーピークなどを確認できます。耳で聴いた変化と数値・グラフを合わせて見ながら、採用する結果を選べます。

入力音源・処理結果・設定は自動保存され、アプリを再起動しても履歴を引き継ぎます。入力音源はアプリの保存領域へコピーされるため、元ファイルを書き換えません。履歴はディスク容量を使うので、不要になった結果は削除して整理してください。

ダウンロードと起動方法

v0.2.0のリリースページのAssetsから、使用するOSに合ったファイルを選んでください。

環境ダウンロードするファイル
Windows 10 1903以降・64bit x86Phaselimiter-x86_64-pc-windows-msvc.zip
macOS 14以降・Apple SiliconPhaselimiter-aarch64-apple-darwin.zip
macOS 14以降・IntelPhaselimiter-x86_64-apple-darwin.zip
Linux・64bit x86Phaselimiter-x86_64-unknown-linux-gnu.tar.xz

マスタリングエンジン、FFmpeg、解析用リソースは同梱しています。Rustやバックエンドを別途インストールする必要はありません。

アーカイブは全体を展開し、同梱ファイルをまとめたまま使ってください。 実行ファイルだけを取り出すと、エンジンやリソースを見つけられません。

  • Windows: 展開したPhaselimiterフォルダ内のphaselimiter-gui.exeを起動します。
  • macOS: Phaselimiter.appをApplicationsへ移して開きます。この版はAppleの公証を受けていないため、起動時に確認が必要な場合は「システム設定 → プライバシーとセキュリティ」から許可してください。
  • Linux: 展開したPhaselimiterフォルダ内のphaselimiter-guiを起動します。Ubuntu 22.04上でビルドしており、X11またはWaylandのデスクトップ環境が必要です。

x86-64版のマスタリングエンジンにはAVX対応CPUが必要です。Phaselimiter-sources.tar.xzはソースコードとビルド手順のアーカイブなので、アプリを使うだけならダウンロードは不要です。

ソースコードと詳しい説明

GUIのソースコードはMITライセンスで公開しています。同梱するエンジンやライブラリには、それぞれのライセンスが適用されます。詳しい設定や保存先については、v0.2.0のREADMEをご覧ください。