先日の音圧爆上げくんのアップデートで、Trueピーク(インターサンプルピーク)を基準にリミッティングするようにしましたが、用途によって普通のピークを基準にリミッティングしたい場合もあります。
そのための”Ceiling”オプションを音圧爆上げくんの”カスタムマスタリング”に追加しました。
Contents
“Ceiling”オプション
最大出力レベルを指定します。一般的なリミッターVSTプラグインのCeilingと同じものです。0dBFSが最大です。後の処理でエンコードが必要な場合は少し小さめの値にしておくと、エンコードによるクリッピングを予防できます。
“Ceiling モード”オプション
最大出力レベルの基準計算方法を指定します。一般的なリミッターVSTプラグインのオーバーサンプリングオプションやTrue Peak(インターサンプルピーク)オプションと同じものです。
Peak
Peakはいわゆる普通のピークで離散波形の振幅の最大値を基準とします。
True Peak
True Peakはインターサンプルピークで、離散波形を連続波形に変換した後の振幅の最大値を基準とします。
True Peak (15kHz Lowpass)
True Peak (15kHz Lowpass)は15kHzでローパスフィルタをかけた後のインターサンプルピークを基準とします。YouTubeの再エンコードによるピーク変化をシミュレーションできるので、YouTube用の音声を作る場合に最適です。
従来動作をさせるには?
以下のように設定すると従来と同じ動作をさせられます。
“Ceiling”: 0dBFS
“Ceiling モード”: “Peak”